変わりゆくロケ弁事情から見る経済変化
映画やテレビ番組の撮影現場で食べるお弁当のことを、ロケ弁といいます。
この提供されるお弁当は、出演者だけでなく、現場で働いているスタッフや編集に関わる人も食べる場合もあります。
日本の「同じ釜の飯を食らう」という精神も大きく関わっており、海外ではこのようなスタイルは、珍しいと言われています。
芸能人が食べているロケ弁というと、お肉がたくさん入っている高額なお弁当をイメージする方も多いかと思いますが、そのイメージはひと昔前のバブルの時代の話だそうです。
バブルの時代は、経費が比較的、潤沢でお弁当にかける費用も多く取ることが出来ました。
しかし、現在ではそれほど多くの経費をお弁当に割くことができないため、比較的安価なお弁当が好まれています。
例えば、何種類かのおにぎりと煮物などの副菜がセットになったお弁当などは、手軽に食べることができ人気が高いロケ弁です。
また、最近では、寒い現場で喜ばれる温かいお弁当や、朝食向けの物など、多岐にわたるお弁当が販売されています。